認知症患者のストーマ造設について考える
 日本における65歳以上の高齢者のうち5.4人に1人が認知症であり、認知症と身体疾患を併存した患者は増加傾向である。中でも大腸がんは罹患率も上昇しており、認知症患者にストーマ造設術が有効な治療方法として提案されることも少なくない。認知症があっても本人の意思が尊重され、その人らしい生活が維持できるよう、多方面からの支援が重要となる。そこで、このセッションでは、認知症をもつストーマ造設患者へのストーマリハビリテーションの実践について、日々の悩みや工夫点を様々な視点から考え、議論を交わす機会にしたい。